神戸大学の環境パフォーマンス

省資源?リサイクル

全学の事務用紙類の使用量、廃棄物管理に関するE ラーニング展開

全学の事務用紙類の使用量

2016年度から2020年度までの事務用紙類に関する使用量推移を、下表に示しました。

2020年度は前年度比で、32.3%(60.93t)減少しました。要因としては、必威体育対応で授業や諸会議のオンライン化による影響が大きいと考えています。

引き続き、会議や講義等でのペーパレス化、両面印刷、集約印刷および使用済みコピー用紙の裏側使用の普及を図り、削減に努めます。

図9 全学用紙使用量
表9 全学の事務用紙類の使用量
品目 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
使用量
(t)
使用量
(t)
使用量
(t)
使用量
(t)
使用量
(t)
前年度比
増減率(%)
コピ-用紙 185.16 210.29 194.33 187.53 127.11 -32.2
印刷用紙(白黒用) 0.16 0.35 0.23 0.13 0.10 -23.0
印刷用紙(カラ-用) 0.41 0.81 0.60 0.73 0.25 -65.7
185.73 211.45 195.16 188.39 127.46 -32.3

廃棄物管理に関するEラーニング展開

廃棄物管理については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)において、事業者はその事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において、適正に処理しなければならないとされています。大学においては、少量ではあるものの、研究?教育に関連して多種の廃棄物が生じる傾向があります。一方、廃棄物処理法は複雑であり、理解するには容易ではありません。2019年度は電子マニフェスト化の推進を目的として、処理業者に書面で受け渡す廃棄物管理票を電子化する電子マニフェスト導入方法および廃棄物処理法改正の注意点を中心とした電子マニフェスト説明会を実施しました。

2020年度は新型コロナウィルス対応により、集合形式の説明会の開催が困難であることや、多くの関係者に関心を持っていただくことを目的として、学内のサイトにEラーニングとして、教職員全員が視聴できるようにしました。2019年度の説明資料を基礎としつつ、廃棄物管理全般に理解できるよう再構成を行いました。Eラーニング化するにあたっては、容量の適正化や必要な部分のみ視聴できるよう6つの単元に分けて掲載しました。

各単元は4分程度で構成され、全体で20分強のEラーニングツールとなっています。視聴するに当たり、より理解が深まるように音声合成ソフトを用いて、画面文章を読むだけでなく、音声を聞くことで、より理解が深まるように工夫しました。

今後は法令改正に応じて改訂を行うとともに、確認テスト等を付加することにより、理解度の向上が図れるように工夫していく予定です。