神戸大学の環境パフォーマンス

グリーン購入?調達の状況および環境配慮契約の状況

グリーン購入?調達の状況、 環境配慮契約の状況

グリーン購入?調達の状況

2001年4月から「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」が施行されました。この法律は、国等による環境物品等の調達の推進、情報の提供その他環境物品等への需要転換を促進するために必要な事項を定め、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築を図り、現在および将来の国民の健康と文化的な生活の確保に寄与することを目的に成立し、国等の機関が率先して環境に優しい物品などを積極的に購入していくことを定めたものです。

また、この法律に基づき、神戸大学では毎年度、環境物品等の調達に関する方針を作成し、この方針に基づいた物品等の調達を行い、その実績を公表し、環境省と文部科学省に報告しています。

神戸大学では22分野275品目について、調達実績を調査し、そのうち主な9分野についての調達実績を表12に示しています。2020年度は特定調達品目調達率100%を達成しました。

引き続きグリーン購入法に基づいた調達方針を作成し、環境に優しい物品などの調達を積極的に行います。

表12 2020年度グリーン購入?調達の実績状況
分野 品目 総調達量 特定調達品目調達率
紙類 コピー用紙 27,109kg 100%
トイレットペーパー 39,877kg 100%
その他 1,318kg 100%
文具類 ボールペン 8,320本 100%
封筒(紙製) 187,644枚 100%
その他 63,921個 100%
オフィス家具等 いす、机等 2,519台 100%
OA機器 コピー機、プリンタ等 6,046台 100%
照明 蛍光管 8,786本 100%
インテリア類 カーテン 186枚 100%
作業手袋 4,663組 100%
その他繊維製品 ブルーシート 26点 100%
役務 印刷 254件 100%
平均 100%

環境配慮契約の状況

国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律(以下環境配慮契約法とする)により、「電気の供給」「自動車の購入および賃貸借」「船舶の調達」「省エネルギー改修事業(ESCO事業)」「建築物の設計」「産業廃棄物の処理」「建築物の維持管理」の7つに関する契約について、温室効果ガス等の削減に配慮した契約の推進を図るよう努めなければなりません。

神戸大学で近海を航行する代船建造の基本設計業務において、環境に配慮した設計及び提案を行うことを求めた上で、2018年度に契約を行い、船の主機関及び発電機原動機は現在建造中です。また、上記の基本設計業務に基づいた機関を搭載した代船を調達することにより、温室効果ガス等の削減を図ることにしています。

六甲台地区、楠地区、深江地区等8件の「電気の供給」に関する高圧?特別高圧の環境配慮契約は2020~2021年度の2年契約で、表13のように行なっています。

表13 地区ごとにおける電気の供給状況
契約電力 予定使用電力量 落札者 落札者
六甲台地区 7,030kW 24,434,000kWh/年 九電みらい
エナジー(株)
鶴甲第2キャンパス
(人間発達環境学研究科)
672kW 1,602,000kWh/年 (株)ホープ
深江地区
(海事科学研究科)
873kW 2,196,000kWh/年 (株)ホープ
名谷地区
(保健学研究科)
331kW 1,075,000kWh/年 (株)ホープ
ポートアイランド地区 統合研究拠点本館267kw
統合研究拠点アネックス棟409kW
インキュベーションセンター149kW
3,568,000kWh/年 (株)ホープ
その他の4地区 附属中等教育学校208kW
附属小学校173kW
附属特別支援学校102kW
附属食資源教育研究センター93kW
847,000kWh/年 (株)ホープ
楠地区 7,040kW 36,720,000kWh/年 九電みらい
エナジー(株)
医学部附属国際がん
医療?研究センター
477kW 1,942,700kWh/年 (株)ホープ